高齢者の悪徳商法被害を防ぐには
最近は高齢者を狙った詐欺事件が問題となっています。
「オレオレ詐欺」という名称もある、
息子になりすまして病気や交通事故だといって
高齢者にお金を振り込ませようとする詐欺です。
高齢とはいえ女性の母性本能を悪用した手口です。
そしていろいろ手口を変えて
「振り込め詐欺」
「還付金詐欺」
などというものも後を絶ちません。
また悪徳商法もたくさんあります。
電話がかかってきて
「以前に注文した商品を代金引き換えで送る」
など言われ身に覚えがないといっても
「そんなはずはない」
と言い負かされて代金を支払ってしまう
「送りつけ商法」や
法律で義務つけられた火災報知器を
「キャンペン中だから割引しています」
と消防署の職員と名乗って売り付けられたりする
「かたり商法」など、
悪徳商法は高齢者が好みそうな商品を紹介したり、
「そうかな」と思うような上手な語り口で迫ってくるのです。
そこで言葉に流されてお金を支払ってしまうことになりますが、
中には数百万円もの大金を支払ったケースもあるのです。
そのような悪徳商法に引っかかってしまったことは
後で息子や娘などからいわれて知ったり、
お金を支払ったのに商品が来ないなどの問題があって気づくのですが、
その時はすでにクーリングオフの期間も過ぎてしまい
あきらめたり誰かに相談をすることになります。
高齢者がこのような悪徳商法に引っかからないためには、
甘い誘い文句やうまい話は、
外部からまた知らない人から来るはずがないということを
肝に銘じて疑うことが大切です。
また即答をせずに
「家族に相談してみます」
と言って一日でも置いて誰かに相談してみることも必要です。
そして断るときには
「いりません」
とはっきりということが大切です。
あいまいな返事をすると
そこにまた付けこんでもっとうまい話を持ちかけてきます。
さらに普段からご近所や友人との付き合いをして
悪徳商法や詐欺に関する情報を得ておくことも大切です。
「近所の人が悪徳商法に引っかかったらしい」
という話を聞くこともあるでしょう。
すると自分も注意をするようになります。
