ネットオークション・通信販売の消費者トラブルについて
インターネットをめぐる消費者トラブルは以前ほど低下はしてはいるものの、
やはり毎年かなりの件数が発生します。
一番多い消費者トラブルとしては、
「商品が届かない」例です。
これは、どちらかと言えばインターネットの販売サイトに比べて、
オークションでの件数が多いと言えます。
通常、ネット通販は大手の業者が取り扱い始めて以降、
注文受付から商品到着に至るまでほぼ瑕疵なく行われるケースが多くなりました。
ただし、台風や大雪など交通網が混乱に陥るケースでは、
流通側がミスを犯す可能性があり、
商品未着または遅延などの消費者トラブルが発生している現状があります。
とは言え、基本的にはプロがすべての工程に関わっていることから、
以前に比べれば少なくなったと言うことが出来ます。
しかし、オークションの場合は
基本的に個人出品者のケースが少なくありません。
オークションの場合は、
出品した個人および業者の信頼度を
口コミや取引実績に対する評価からでしか判断できないことが現状です。
そのため、発送についても個人でコンビニに依頼したり、
宛先住所を間違えたり等によって、
プロとの間で行われる取引に比べて
質については確実に落ちると言わざるを得ません。
また、通常インターネット・オークションの場合は、
送料は落札者が負担します。
しかし、落札者が表記されている金額をしっかりと支払わなかった等の理由で
取引自体が取り消されるケースもあります。
こうした事例が消費者トラブルの大半を占めると言っても過言ではありません。
そのため、こうした消費者トラブルを回避するためには、
ある程度名前を聞いたことがあり、
かつ実績のあるサイト等からしか
買い物をしないように心掛けることが大切です。
金額が安いからと言ってむやみに飛びついてしまうと、
消費者トラブルの元になります。
また、メーカーとの取引であれば、
たとえインターネット経由であっても、
不良品等が届いた場合は通常補償してくれます。
しかし、個人間の場合は前述のような補償は望めないケースが多い
ということを留意することが重要です。
