若者の消費者問題について

若者に多くある消費者問題には、
キャッチセールス、アポイントメントセールス、
マルチ商法、架空請求による被害が目立っています。

インターネット上において、
サクラサイトやSNSで知り合った人が
実は悪徳商法の業者や、業者が雇ったサクラであったということが多くあり、
そこから様々な消費者問題となってしまうということです。
知り合ったことで悪質なサイトに誘導されて、
利用料金とされた架空請求が届いてしまったり、
甘い言葉にのせられて高額な商品を購入してしまったり、
マルチ商法の販売組織の会員にされてしまう
というような消費者問題が多くあります。

また、知り合いや友人、先輩などから儲け話を持ち掛けられて、
マルチ商法の仲間とされてしまうのが若者世代の特徴です。
このような消費者問題となってしまう傾向には、
相手が仲良くなった人だったり、
友人だったり、逆らうことのできない先輩であったということで、
疑わしいと感じていてもそれを言い出すことができないまま、
とうとう契約や商品購入を行ってしまうということがあります。

また、悪徳商法の業者のほうが上手であるために、
言葉巧みに説得され、疑わしいとは感じないうちに、
気が付かないうちに消費者問題となってしまっていた
というケースも多くあります。

そのまま消費者金融などで借金をし、
1人では解決できない状況にまでなってしまったものの
誰にも相談することができず、
被害者であるのに加害者となってしまうケースもあります。
誰にも相談できないということは、
このような事態となったことを誰にも知られたくない
と考えてしまうということであり、
そうした考え方をしてしまったために、
より被害が大きくなってしまうという傾向も少なくありません。

若者の消費者問題については、
周囲の大人も何かがおかしいことに気が付いたら、
早急に話を聞くことが必要です。
若者は相手にはっきりと断るという行動が必要で、
それでもトラブルに巻き込まれてしまった場合には、
まずは周囲の大人に相談することが大切です。

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