悪徳商法の種類｜パチンコ必勝法について
パチンコ必勝法として情報を売り付ける商法は古くからある悪徳商法です。
パチンコは勝つ時もあれば負ける時もあるギャンブルであり、
そこには本来必勝法などというものはありません。
しかしながらギャンブルで勝つことは
お金が手に入ることですから、悪徳商法業者はここを利用して
「一ヶ月あれば元が取れます」
などの形で勧誘をしかけてくるわけです。
また、このパチンコ必勝法を売りつける悪徳商法の特徴として
「再度の購入を勧める」
というものがあります。パチンコ必勝法を購入したのに
儲けが出なかったということでクレームを出した人に対し、
その人のやり方が間違えている、
より高額な商品を買えば勝てるようになる
といったように購入を勧めてくるのです。
そこで「買えば今度は勝てるはずだ」と思い込んでしまうと、
結局悪徳商法の良いカモになってしまうわけです。
またそうした情報を持ってパチンコをしていたという引け目もあり、
悪徳商法だと気づいてからも
泣き寝入りをしてしまうという人が多いのも特徴でしょう。
ただこの悪徳商法はその売り方によっては
消費者契約法に基づいて解約を求めることが出来る可能性があります。
消費者契約法では消費者がサービスなどを購入した後、
提供者側に問題があった場合には解約が出来ると規定しており、
そこには「不実の告知」や「断定的判断の提供」
といった条件が盛り込まれています。
不実の告知は契約に際して事実とは反する条件を提示して契約をさせること、
断定的判断の提供とは契約に際して確定していないことを
あたかも確定しているかのように告げて契約をさせることです。
必勝法と称して販売しているわけですから、
この悪徳商法は後者の断定的判断の提供に当たる可能性が高いのです。
ただこれがあるから契約をしていいというわけではなく、
実際のところ被害に気付いて契約解除をしようとしても
業者に連絡が付かなくなっていたり、
最初に伝えられた住所が嘘だったりといったようなことで結局契約解除が出来ず、
お金を奪われたままというケースも多くあります。
こうした商法は悪徳商法でも最も良く見られるケースですから、
くれぐれも騙されないようにしましょう。
